日本一時帰国中、神奈川県鶴見の曹洞宗大本山総持寺で、英語による座禅の講習会に参加しました。初めての体験です。
日本語での参禅だと、先着100名までということになっているので、もしや、先着にもれてしまってはと思い、英語での参禅の方にしたのですが、私の他、白人男性2名と、アジア人の男性1名と彼の付き添いの日本人男性1名というグループでした。
英語が話せる僧侶2名に本堂内を案内していただくことから始まり、参禅の部屋へと入りました。こちらでは、日本語だけを話される僧侶の方が日本語で座禅の説明をされ、英語での通訳がありました。座禅の部屋は、やはり、独特の雰囲気がありました。畳の部屋ではなく、縁側のような細い畳敷きの上に、高さのある丸い座布団を置いて、すぐ前にある壁に向かっての座禅となります。この縁側のような場所に乗るために、淵の部分に足が触れないように乗り上げるなどの作法があって、結構高いので、むずかしかったです。座禅のポースとして、足の組み方と手の組み方、体の一番安定する場所の決め方を教えていただいたのですが、足首が堅くて、両足を組む結跏趺坐は、とんでもなくて、半跏趺坐も、あれ?あれ?という感じで、あぐらでいいですよの声に救われました。はなから、落第生っぽかったのですが、練習を続ければ、きれいなポーズが組めるようになりますよ、と、励ましていただきました。お寺での座禅というと、ちょっと体が動いてしまったりすると、バシっと後ろから、カツがはいったりするのかなと思って、とてもとても無理と思っていたのですが、もし、自分の心が乱れてしまっていると感じ、励ましが欲しいという場合には、右手を挙げて下さい。その場合には、最初に、肩を軽くたたき、その後、(正式にはなんというのか分からないのですが)一打いただくということで、自発的に申し出るということになっていたので、ドキドキ、ハラハラもなかったです。呼吸法と目線の指導もしていただいて、座禅の時間は、20分ぐらいだったように感じました。
12月とおっしゃっていたかと思うのですが、普段は、一般の参禅者は入れない、僧侶だけの修行の場にも参加できる日も設けられているとのことでした。
私が、せっかくだから、日本滞在中、座禅を経験してみたいと思ったのは、日本帰国前に、アメリカの作家、Natalie Goldbergの書籍を幾つか読んだからです。Natalie Goldbergは、出版の他、文章の創作などについてのワークショップを各地で開いているとのことなのですが、アメリカで、日本人の老師の元、禅の修業を積んだことがあり、彼女の書籍には、禅からの学びの応用が書かれていて、特に、歩きながらの禅の話を読んで、どういうものなのかな?と思ったので、今回の参禅へと繫がりました。参禅の後、僧侶の方から、何か、質問はありますか?という時間を設けていただけたので、歩く禅の説明もしていただけて、実際に、見せていただけたので、疑問が晴れました。座禅の経験もできたところで、また、Natalie Goldbergの本を読む予定です。
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