ラベル 洋書、アメリカ文学 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 洋書、アメリカ文学 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013年7月1日月曜日

洋書:Tapestry of Fortunes 未来について


昨日ご紹介した、洋書:Tapestry of Fortunes を読んで、好きだった部分。
最後のendingでは、ちょっと、物足りなさを感じてしまって、思わず、アマゾンに寄せられている、reviewを読んで、同じように、物足りなく感じた読者もいたんだな、とか、思っていたのですけど、
最後の章の一つ手前の章にあった一節が、私にとっての、こちらの本から得た、心に残るメッセージとなりました。

“Fate is a part of our lives. Another part is choice. But the biggest part is the mystery, the great unknowable, about which we feel so many things, including joy.”

最近よく、“20代でしておけばよかったこと”とか、“30代でしておけばよかったこと”とか、“40代までにしておきたいこと”というような本を、みかけますよね?
私も、長いことずっと、self-help、自己啓発に、興味があったのですけど、
最近では、未来に、どんなことが待ち受けているか分からないのが、おもしろいのかなとか、思うようになりました。
私の場合は、未だに、まさか、アメリカで生活するようになるなんて思いもよらなかったって感じなのですけど、人生はmysteryということで、楽しんでいきたいなと思っています。Best Choiceだったか?というと、うーんとなってしまうことがないように、自分でね、best choiceにしていければって感じでしょうか。


以下のランキングに参加しています。よろしかったら、クリックをお願いいたします。
にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ

2013年6月19日水曜日

洋書:Mrs. Kimble


先日ご紹介した、News from Heaven の著者による、長編小説です。
2004年に出版された本なので、私は、ずいぶん遅ればせながら、Jennifer Haighの魅力を発見しつつあるという感じなのですが、日本語で言うと、一度読み出したら、最後まで、やめられなかったって言うのかな?とか思っているのですが(最近、日本語、弱くなりました)英語で言う、couldn’t put it down という感じで、こちらのMrs. Kimbleも、どんどん惹かれて、一気に読みました。Jennifer Haighの文章、大好きです。

まず、題名のMrs. Kimbleですけど、一人の男性をめぐり、Kimble夫人が、3人登場します。Kimble氏の方は、奥さんをものにするために、七変化に自分を変えるカメレオンのような男性なのですが、物語は、時間に幅があって、まず、
1969年のバージニアに住む、学生の時に、聖職者として同じ学校に勤務していたKimble氏の子供をみごもり、Kimble氏の一番最初の奥さんとなり、子供を二人もうけた後、若い女性と結婚したいということで、Kimble氏に去られ、生活に困窮するsingle mother。
そして、次に、1969年のフロリダに住む、時代に先駆けて、career womanとなり、独身のまま、ジャーナリストとして活躍した後、乳がんの手術を受け、父親からの巨額の遺産によって、裕福に一人暮らしをするなか、Kimble氏に過去を偽られながら、結婚し、短命を遂げた二番目の奥さん。
そして、最後に、1994年のワシントンD.C.で、以前、第一番目の奥さんの子供の世話をすることで、子供の頃、Kimble氏と知り合いで、偶然の再会により、今では、著名な財界人となっているKimble氏と結婚する、第三番目の奥さん。

自分が得たいもののためには、平然と偽ることもものともせず、女性への接近がスムースで、奥さん達から、それでも、悪人と思われることもなかったKimble氏の魅力はなんだったのか?というより、
社会的背景も、価値観も、結婚観も、生活力も、全く違う女性3人が、どうして、同じKimble氏に惹かれたのか?
ということに、私は、こちらの本を読んで、興味をもちました。
Women’s Studies 女性学のクラスで、読みそうな本でしょうか。
色々な意見が交換できそうということで、ブッククラブにもお勧めです。

最後に、P.S. Insights, Interviews & Moreが、付録されていて、著者Jennifer Haighへのインタビューと、彼女による、Who Are the Mrs. Kimbles? についての解説が読めるようになっています。

にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ

2013年5月29日水曜日

洋書:Tuesdays with Morrie


またまた、F. Scott Fitzgerald著The Great Gatsbyに関連してですが、前日ご紹介した洋画The Great Gatsbyでは、最後の方の物語が、原書とは違っていて、原書を読んだ時に、気になった部分が、省略されてしまっていて、ちょっと残念に思う部分がありました。30代にして、巨額の富を築いたGatsbyについては、どういう人物か、どのように富を得たかということが、なぞ、として、あれこれ、人々の噂に上っていたのですが、1920年代という、禁酒法の時代に、bootleggerといわれる、違法に酒類を密造、販売するマフィアに関係して、富を得ていたという含みがあって、あぶない仕事の仲間のようなMeyer Wolfshemという人物が出てきます。犯罪者の親分のような人なのですけど、Gatsbyのために、寂しいお葬式になってはということで、奔走して、Meyer Wolfshemに会いに行った主人公のNickに言った言葉、“よい友達であるということは、友達が死んでから示すのではなくて、生きている時に示すものなんだ”というのが、映画では、省略されていたのですが、私にとっては、すごく、心に残る言葉で、何度も何度も読んでいる、Mitch Albom著Tuesdays with Morrieを読んだ時にも、人生のレッスンとして、心に留めたことに重なりました。 Mitch Albom著Tuesdays with Morrieは、ずいぶん前になりますが、New York Times Bestsellerとして、ずいぶん、話題になったので、読んだ方も、いらっしゃいますか?死を目前に控えた、元大学の恩師の元に、毎週火曜日に訪れて、最後の人生のレッスンを乞うという、実話ですが、世界、死、後悔、友情などについて、Morrie先生の言葉が集められていて、英知と温かさに惹かれ、私も、一度といわず、手元において、何度も目を通しています。その中の一つ。Morrie先生は、お葬式の時に集まる人々が、死亡した人について、すごく良いことを話したりというのを、”What a waste. All those people saying all those wonderful things, and I’ve never got to hear any of it.” ということで、家族と友達を集めて、living funeral 生前に自分の葬儀を開いて、一人一人からの言葉を聞いたという話があるのですが、
お葬式の連絡が入ってから、駆けつけても、もう話もできないんだ、
そんなことなら、
生きているうちに、できるだけ会って、話もいっぱいしておきたい、なかなか、会う機会が作れないなんて、言うのはやめにしなくちゃ。
Morrie先生の言葉から学び、思いがけず、The Great Gastbyの悪だまの親分の言葉で、再び、Morrie先生の大切なレッスンを思い出しました。

以下のランキングに参加しています。よろしかったら、クリックをお願いいたします。
にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ

2013年5月27日月曜日

洋書:A Thousand Years of Good Prayer


最近、short stories, 短編の魅力にすっかり惹かれているのですが、こちらのA Thousand Years of Good Prayer: Storiesは、この前、日本に帰国した時、翻訳本を本屋さんでみかけて、日本でも評判なのかな?と思ったので、アメリカに戻ってから、原書を読んだのが、きっかけです。著者は、中国出身で、アメリカに、留学生として来て、creative writingも勉強したとのことですが、こちらのA Thousand Years of Good Prayer: Storiesがデビュー作で、Frank O’Connor International Short Story Award, PEN/Hemmingway Awardなど、幾つかの賞を受賞しています。共産国中国での生活にまつわる短編、アメリカで生活する中国系アメリカ人にまつわる短編が、集められた短編集で、簡潔で、ほのかにユーモアが感じられる文章で、独特の雰囲気がかもしだされ、またまた、これが、短編の魅力と感じました。A Thousand Years of Good Prayerと題名にもなっている短編が、私は、一番好きなのですが、映画The Great Gatsbyを観て、こちらの短編を、また、思い出したところです。A Thousand Years of Good Prayerは、元中国で、宇宙開発に関する極秘の仕事に関わっていたというアメリカで老後を過ごす父親と、その娘との間のやりとりなのですが、a thousand years of good prayerというのは、老人と親しくなった友達との出会いを、こういう素晴らしい出会いは、前世からのa thousand years of good prayerのおかげというような話からでしょうか。いいですね。人との出会いをそんな特別なことと思えるのって。それとは、全然違うのですが、娘が、こちらの父も、昔の宇宙開発に関係した過去を、今でも、引き続き生きている、そんな過去ではなくて、今、目の前にある素晴らしいものに目を向けて、というメッセージを送るところが、The Great Gatsbyの過去を取り戻そうとするGatsbyに重なりました。過去ではなく、今現在を生きることの大切さ、良い過去、悪い過去に関わらず、今を生きるということ、繰り返し繰り返し肝に銘じなければと思っていることですが、再び。

以下のランキングに参加しています。よろしかったら、クリックをお願いいたします。
にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ

2013年5月21日火曜日

洋書:The Great Gatsby

アーネストヘミングウェイに興味をもったことから続き、F. Scott Fitzgeraldです。今、レオナルドデイカプリオ主演の新しい映画、The Great Gatsbyが公開中なので、そちらの方も、観にいきたいなと思っているところなのですが。
さて、F. Scott Fitzgeraldについてですが、ヘミングウェイが、1920年代にパリに滞在中、親交があったということで、奥さんのZeldaと共に、ヘミングウェイの回顧的な小説A Moveable Feastにも、F. Scott Fitzgeraldの話がでてくるのですが、お金持ちで、お酒におぼれるような生活の中、The Great Gatsbyは、名作として残したというような話でしょうか。The Great Gatsbyの書き出しには、”Once again To Zelda”と、奥さんのZeldaに捧げると書かれているのですが、ヘミングウェイ曰くだと、Zeldaさん、内助の功というよりは、自身も小説家で、F. Scott Fitzgeraldに嫉妬するというか、彼が集中して執筆に向かうことに、邪魔をしたような。彼女自身についての書籍も出版されています。
そして、洋書:The Great Gatsbyについてですが、Large Print Editionの大きな文字の版で読んで、 245ページなので、小説としては、短く感じました。昔、ロバートレッドフォード主演で、“華麗なるギャッツビー“という題名で、日本でも映画が公開されたかと思いますが(どなたか、観られた方、いらっしゃいますか?)、昭和49年初版で、昭和50年に増版された、新潮文庫”華麗なるギャッツビー“の文庫を、手にとってみているところなのですが、映画の場面の素敵な写真が表紙になっています。野崎孝氏日本語訳の”華麗なるギャッツビー“も、読んでみたいと思っているところなのですが、後ろの解説に、F. Scott Fitzgeraldについてと、The Great Gatsbyについての解説が含まれているので、こちらの本の時代的背景などを、ざっと把握するには、こういう解説を読むと、分かりやすいですね。
1920年代というと、Jazz Age, Roaring Twenties, Lost Generationなどといわれ、第一次世界大戦後の影響もみられる時代ですが、”The Great Gatsby “のGatsbyも、その一人です。Gatsbyが、昔貧しさから、結ばれることがなかった元恋人、Daisyを、変わることなく求め続け、名前を変えて、巨大な富を築いた後、再会を果たすという物語が、Daisyと繫がりがあり、Gatsbyの隣人となった、主人公Nickの語りを通して進められます。
Chapter VIのNickとGatsbyの会話のGatsbyの言葉"Can't repeat the past?" he cries incredulously. "Why of course you can!" "I'm going to fix everything just the way it was before,” he said, nodding determinedly. に、この物語の中心となるGatsbyの信念が込められているように感じましたが、皆さんは、思いを果たすことができなかった恋人との過去をやり直すことは、できると思いますか?
私は、最後の結末で、誰が悪いというわけでもない、何か、答えのない虚空を見せられたように感じました。

以下のランキングに参加しています。よろしかったら、クリックをお願いいたします。
にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ

2013年5月17日金曜日

洋書短編集:News from Heaven

短編の魅力を再発見という感じでしょうか。 初めて読むJennifer Haighの短編集でしたが、New York Times Bestselling Authorということで、PEN/Hemingway Awardなどの幾つかの賞を受賞されている作家の方です。 洋書:News from Heavenは、最新の短編集ですが、架空の、寂れてしまった元炭鉱の町に関わる幾人かのshort storiesが、つなぎ合わされています。時代も、1940年代ぐらいからと、幅があるのですが、ポーランド系の移民を中心に、炭鉱の繁栄と衰退とともに、貧しさにあえぎながらも、小さな町に留まって生活を続ける者と、都会へと離れた者のそれぞれの人生が、短編という、短い物語の中に、ぎっしりと凝縮されて、描かれていて、なんとも言えない、抑えたもの悲しさが漂う、不思議な魅力とともに、一編ごとが、心に染みる短編集となっています。 これが、短編の魅力の真髄と感じるような、そんな作品に出会ったように感じました。
以下のランキングに参加しています。よろしかったら、クリックをお願いいたします。
にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ

2013年4月29日月曜日

ヘミングウェイ The Garden of Eden

最近、すっかり、ヘミングウェイです。 洋書:The Paris Wife(著者:Paula McLain)読了後、ヘミングウェイに興味をもって、ヘミングウェイ自身が書いた、パリ時代の回顧録的、”A Moveable Feast” を読んだのですが、たまたま、次ぎに選んだ、”The Garden of Eden”も、続きのようになりました。”The Garden of Eden”の主人公である、アメリカ人の作家の夫と妻、そして、三角関係となったもう一人の女性は、ヘミングウェイ自身のパリ時代を思い起こさせます。”A Moveable Feast”には、最初の奥さんとの生活が書かれた短い章があるのですが、三角関係については、さらっと書かれただけだったので、こちらの”The Garden of Eden”で、2度目の奥さんとなる愛人も実像として登場して、もう少し、全体的な様子がつかめるような感じです。”A Moveable Feast” も未完で、これは、フィクションと何度も何度も書き直しを試みているヘミングウェイのメモだったのでしょうか?が、添えられていて、”The Garden of Eden”も、ヘミングウェイ死後発表された、未完のフィクションとのことなので、史実に忠実な回顧録というわけではありませんが、ヘミングウェイの私的な生活が元になって書かれた小説という感じがします。”The Garden of Eden”そのものについては、どうなんでしょうか?新しい男女の関係とか、そんなテーマの小説として捉えての読み方もあるようですが、ヘミングウェイ自身は、”A Moveable Feast”の中で、最初の奥さんと別れて愛人と結婚した後、power of remorseということに気がついたと述べていて、そんなところからも、”The Garden of Eden”だけではなくて、”The Paris Wife”と”A Moveable Feast”も読むと、幅が広がるかなと思います。 なぜか、ヘミングウェイの恋愛遍歴から、始まってしまった、私のヘミングウェイですが、この後は、The Nick Adams Storiesで、また、違ったヘミングウェイを読む予定です。ヘミングウェイの文章は、簡略で、とても読みやすいです。 以下のランキングに参加しています。よろしかったら、クリックをお願いいたします。
にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ

2013年3月23日土曜日

ヘミングウェイ洋書:A Moveable Feast

こちらの本は、洋書:The Paris Wife(著者:Paula McLain)の続きとして、私が、読んでみたいなと思っている本です。洋書:The Paris Wifeと同じ時期を描いた、ヘミングウェイ自身による回顧録ということで、最初の奥さんと過ごした、1920年代でのパリでの生活をうかがい知ることができるようです。ヘミングウェイ自身が語る、彼の作品への試み、作家としての歩みにも、とっても興味があります。何か、物を書くことに興味がある方にも、参考になることがあるかもでしょうか。今、次に読む本が、何冊か、かさなってしまっているので、もうしばらくしてから読むことになりそうなのですけど、もしも、こちらの本を読まれた方とか、読んでみようという方がいらっしゃったら、感想など、色々お話できると嬉しいです。以下のランキングに参加しています。よろしかったら、クリックをお願いいたします。
にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ

2013年3月21日木曜日

YouTube 洋書:The Paris Wife

最近は(ずっと前からなのでしょうか?)、YouTubeで、作家の方のインタビューも、観ることができるのですね。 先日ご紹介した、洋書:The Paris Wifeについても、 著者:Paula McLainが、書き出したいきさつなどについて語るYouTubeをみつけました。 Paula McClain on Reviving Ernest Hemingway and The Paris Wifeです。 こうして、作家の方の生の話を聞けるのって、とっても嬉しいですね。 以下のランキングに参加しています。よろしかったら、クリックをお願いいたします。
にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ

2013年3月20日水曜日

洋書:The Paris Wife

皆さんは、何か、ヘミングウェイの作品を読んだことがありますか? アーネスト、ヘミングウェイ(Ernest Hemmingway)というと、アメリカ文学では、必修のような感じですよね。私は、日本の大学で、英米文学を専攻していた頃、ヘミングウェイを読まなくちゃと思いながら、何んだったんだろう、ちらと目を通した時に、暗いな、好みじゃないなと思って、パスしてしまったのですけど、 こちらの、The Paris Wifeを読んで、ヘミングウェイ、是非読んでみたいなと思いました。 こちらのThe Paris Wifeは、1921年から1926年にかけての、ヘミングウェイと、最初の奥さん、Hadley Richardsonの出会い、結婚、パリでの生活、ヘミングウェイの愛人問題、そして、離婚という、史実に基づく物語なのですが、奥さんが主人公となって語られていて、夫、父親としてのヘミングウェイ、ヘミングウェイが作家となる過程、ヘミングウェイが交わったその他の文豪や芸術家達など、ヘミングウェイの毎日の暮らしの様子が、生き生きと描かれています。ヘミングウェイのめざしていた文章のスタイル、時代的背景などが、こちらの本から学ぶことができて、ヘミングウェイについても、ちょっと理解できたような。難しく、かたくるしいヘミングウェイの研究書より、ずっと、読みやすく、親しみやすいです。 ヘミングウェイの浮気によって、離婚となってしまった、最初の奥さんでしたが、ヘミングウェイが一番愛した女性。ヘミングウェイの自殺前の奥さんへの電話が、とてもかなしい最終章です。 以下のランキングに参加しています。よろしかったら、クリックをお願いいたします。
にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ

2012年2月28日火曜日

洋書:The Weird Sisters



The Weird Sistersという題名は、うまい題名だと思いませんか?誰でも、えっ、どんな姉妹なんだろう?って、興味と期待をもってしまうというか。
以前、Rebecca Wells著の、Divine Secrets of The Ya-Ya Sisterhoodを、読んで、ものすごくおもしろかったので、こちらのThe Weird Sistersも、楽しみにしていたのですが、読後、この本のテーマは、なんだったんだろう?と、よくわからない結果となってしまいました。
物語は、20代後半から30代半ばぐらいの三姉妹が、主人公です。一番下の妹は、家を出てから、放浪生活。誰の子供なのか分からない子供を身篭り、お金もなく困窮状態。真ん中の女性は、ニューヨークの法律事務所の事務に就きながら、高価なファションやライフスタイルを楽しむために、事務所のお金を横領しているのがばれて、くび。そして、長女は、博士号を持つ、数学の大学教授という、かちかちタイプで、婚約者がイギリスに行きたいと言い出して、自分のキャリアとの問題発生。この三姉妹が、お母さんが、乳ガンということで、自宅に戻ってくるところが、物語の舞台となっているのですけど、物語の最初の方に紹介されていた、それぞれの姉妹の問題が、最後まで、深く掘り下げられて追求されず、人としての成長の過程が物語りのテーマというには、弱く、もともと、それほど、仲良くなかった姉妹が、お母さんが病気ということで、自宅に戻ったとは言え、それぞれの深刻な問題を打ち明けるわけでもなく、姉妹の絆が、テーマというのにも、弱く、もともと、家族としての、昔の歴史が描かれていないので、dysfunctional familyとか家族の絆がどうのという家族がテーマというわけでもなく。たくさんのことが、一つの物語に織り込まれすぎていて、どれも、ピンボケの結果で終わってしまったような感じでした。

こちらの本は、ブッククラブで、読んだ本なのですが、5段階中、ほとんどの方が、3という評価で、物語の内容ではなく、文章の表現の美しさがよかったというのが、3点の理由です。
姉妹の関係って、いろいろなようで、私の姉妹も、こんな感じとか、私の姉妹は、全然違うとか、色々な姉妹の話がでました。姉妹の順番が、性格に影響を与えるかどうかということについては、賛否両論でしたけど、兄弟の順番って、どうなんでしょう。親との関係とか、自分の性格や人生に、影響を与えていると思いますか?

以下のランキングに参加しています。よろしかったら、クリックをお願いいたします。
にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ

2012年1月26日木曜日

洋書:作家インタビューDiana Gabaldon



洋書雑誌:Writer’s Digest January, 2012 Issue
Re: WD Interview with Diana Gabaldon: Outside-The-Box Novel-Writing Tactics from the Outlander Author

Writer’s Digestは、1月15日にご紹介した、The Writerと同じような作家希望の方向けの月刊雑誌で、作家へのインタビューが、掲載されます。今年の1月号の作家インタビューは、Outlanderの著者Diana Gabaldonでした。皆さんは、Outlanderを、読んだことがありますか?アメリカのアマゾンのレビューを見たら、とびきり、ものすごい人気の本のようで、私は、アメリカにいながら、今まで、読まずにいたのですが、今年は、このOutlanderを読んでみたいなと思いました。日本でも、人気の作家なのでしょうか? ただ、皆が読んでいるからというのではなく、こちらの雑誌のインタビューを読んで、興味を持ちました。
まず、作家Diana Gabaldonの経歴ですが、Zoologyで四年制の大学の学位, Marine Biologyで修士, Quantitative Behavioral Ecologyで博士号を取り、大学教授を務めたり、フリーランサーとして、Disney のコミックを手がけたりした後、自分の専門に関する本を執筆し、小説を書くようになったということです。ここで、おもしろいなと思ったのは、出版の目的で小説を書いていたわけではないので、完璧に自由な気持ちで、誰が読んでどんな反応を示すかというようなことを心配することもなく、自由に書くことができたということです。そして、作家希望の方へのアドバイスとしても、読者を念頭において小説を書く必要はないと言っています。それは、読者がどう思うかということは関係がないということではなくて、実際、Diana Gabaldonも、読者と話をして、どう思ったかということを聞くことは好きだけれども、自分が小説を書くということに影響があるというわけではないと言っています。
そんなDiana Gabaldonのデビュー小説は、ファンタシー?ロマンス?サイエンスフィクション?それとも、歴史小説?と、genre,色々なジャンルにまたがりすぎているということで、出版社も、出版をキャンセルしようとしたエピソードがあるそうです。そして、ロマンス小説として出版された後、ベストセラーとなり、人気シリーズとなったということですが、Diana Gabaldonは、ジャンルにこだわるのは、好きではないということで、色々なジャンルにまたがっているから、この本はおもしろいんだ、と、言っています。Outlanderの物語は、18世紀のスコットランドに、タイムトラベルする、firebrand nurseの冒険もりだくさんのシリーズということですが、のびのびと自由に書かれた小説、どんな展開となっているのか、とても興味があります。

以下のランキングに参加しています。よろしかったら、クリックをお願いいたします。
にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ

2012年1月15日日曜日

洋書:The Girl Who Would Speak for the Dead



洋書雑誌:The Writer October 2011 Issue
Re:Debut Novelists: Paul Elwork

The Writerは、作家希望、詩人、フリーランサーなど、文章を書くことに興味がある方のために、小説の書き方の指導、出版関係の情報などを掲載する、月刊雑誌ですが、私は、こちらの雑誌に掲載される作家へのインタビューを読むのが好きで、今まで知らなかった作家などの本を読むきっかけになっています。色々なジャンルの作家のインタビューが掲載されますが、すでに何冊か本を出版し、成功をおさめている作家には、現在進行中の執筆について、すでに出版された本について、作家希望の方へのアドバイスなどのインタビューが3ページぐらいにわたって行われ、それとは別に、Debut Novelistsという項では、初めて本を出版した作家の方数名に、初めて出版した本を中心に、インタビューが行われます。Debut Novelistsを読むといつも思うのですが、色々な方が、色々な本のアイデアを思いつくものですね。人が興味をもつことって、本当に色々あって、自分の知らない世界が広がっていくような感じがします。そして、年齢やバックグランドも、さまざまで、人生色々、若くして、出版を果たした作家もいれば、専門職を退職してから、本を書き出したという作家もいたりで、作家になるのも、そして、なってからも、長い長い旅路のようです。
そんなDebut Novelistsのインタビューを読んでいる時に、おもしろそうだなと思った本が、Paul ElworkのThe Girl Who Would Speak for the Deadです。こちらの本は、19th Century Spiritualist Movementに関係のある、Fox sistersの実話の一部を元に書かれた小説で、死んでしまった人のspiritsと交流できるという13歳の少女が主人公です。主人公に、霊との交流をはかれるように仲介を頼む、愛す人を失ってしまった大人達の、悲しみと、家族の秘密、そして、大人達を慰めようとするところから、嘘をつくことに発展していく主人公が、描かれているということです。アメリカのアマゾンのレビューは、終わり方や文章の発展の仕方が不十分だったなど、いまいちだったというものも、目につきますが、こういったあなたの知らない世界のようなものを現実の生活と交差させるとどうなるのかな?と、興味をもったので、今年の読書のリストに加えました。嘘をつくことは、いけないことなのか?ということとあわせて、ちょっと変わった舞台設定の小説も、おもしろそうではありませんか?

以下のランキングに参加しています。よろしかったら、クリックをお願いいたします。
にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ

2012年1月10日火曜日

洋書:Miss Julia Renews Her Vows


洋書:Miss Julia Renews Her Vows
著者:Ann B. Ross

何も知らずに、こちらの本を読み出した時には、わくわくするような出だしで、すごく面白そうな本だと思ったのですが、読み終わった後には、内容は、私には、いまいちだったなと思いました。読み始めてから気がついたのですが、こちらの本は、シリーズ物の11冊目ということで、人気のシリーズようですし、アメリカのアマゾンのレビューをみたら、とてもよい評価を受けているようなので、楽しんだ方も、多かったようですが。自分にとっての、本の良し悪しって、主人公の考え方とか、行動に、自分が同意するとか、主人公の人柄にすごく惹かれるとか、ものすごく感銘を受けるとか、そういった要素が強いのかなと思うのですが、私にとっては、こちらの本の主人公の行動とか考え方とかが、自分とは違うなという感じで、そのため、いまいちとなりました。前のシリーズの話は、わからないのですが、こちらの本は、60代ぐらいの女性なのかな?と思われる裕福な夫を亡くし再婚している主人公Miss Juliaが、自分には内緒で子供をもうけていた亡夫の元愛人が、未婚のまま、新しい男性との間に、双子をみごもっているということで、二人の結婚を助けることから、始まります。私だけでしょうか?元愛人と子供を家に引き取って、仲良く生活することができる女性って、いるのかな?とか、思ってしまうのは。私には、ものすごく怒っているとか、そんな気持ちを抑えて助けなければいけないと悶々としている女性の方が、本当のような気がしました。そして、未婚で妊娠したということで、地元の人々に背を向けられないようにと、結婚を助けるわけですが、自分の友達を自宅に招待して、二人の結婚を知らせるにあたり、嘘で取り繕うのですが、私だったら、取り繕う必要なんてなくて、嘘ではなく、本当のことを話すのが一番と思ってしまうけど、と、こんな感じが最期まで続いて、物語が進むにしたがって展開される、新しい問題などでも、主人公の大問題が、私にとっては、大問題とは思えなかったり、問題の解決の方法が、自分にはしっくりこなくて、物語に惹かれないまま、終わってしまいました。物語は、主人公が、主人公の若い友達が、ヘルパーとして働いていた高齢の女性を襲って、宝石を盗んだという疑いを晴らす、軽い探偵物と、主人公が、未亡人となった時に、誘惑されて関係を持った問題のありそうな結婚カウンセラーが、自分の町で、講習会を開くことになり、再婚した夫に、知られることを恐れて、仮病なども使い、一生懸命避ける努力をすること、講習会に参加しようという夫は、自分との結婚に何か不満のようなものがあるのだろうか?と、懸念することなど、主人公の結婚生活に関する物語が同時に進行します。

物語としては、いまいちとお話しましたが、こちらの本は、英会話に興味がある方には、お勧めの本です。私は、最初は、そのまま読むだけで、読み終わった後、熟語や言い回しのメモを取る目的で、もう一度、目を通しました。英会話の役に立ちそうな洋書って、なかなか、みつけにくくないですか?こちらの本を読んでいる時には、本当に、普段、こんな感じで話をしているなと思いました。Give him a lot more credit for, make a nervous wreck out of me, fit right in, a jar-dropping scandal, out of the woods, こうやって、ひろっていったら、ものすごくたくさんの、実用的な英会話に役に立つ言葉で、ノートが、いっぱいになりました。そして、もうひとつのお勧めの点です。最近、本や雑誌や新聞などでも、英文のpunctuationが、めちゃくちゃだったりということが目についたりするのですが、こちらの本の著者は、博士号まで取得して、大学教授を務めたということで、文章のpunctuationもきちんとしていて、英作文の参考にもなるかと思います。著者は、80歳を過ぎてから、作家になったということです。

以下のランキングに参加しています。よろしかったら、クリックをお願いいたします。
にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ

2011年10月20日木曜日

洋書モダンクラッシック:To Kill A Mockingbird


おすすめ洋書:To Kill A Mockingbird
著者名:Harper Lee
出版社:Arrow Books Ltd, 英語
ジャンル:Literature & Fiction,

Pulitzer Prize(ピューリツァー賞受賞作品)ということで、Harper Lee の代表作となっている、To Kill A Mockingbird ですが、現在でも、よく読まれている、アメリカ、モダンクラッシクの一冊です。
私は、何ヶ月前かに、Gregory Peck 主演の白黒映画をDVD で見たのですが、最近、すごくいい本だよ、と、薦められて、原書を読んでみました。
物語は、1930年のアメリカ南部のアラバマ州で、白人の女性が、黒人の男性にレイプされたと訴え、裁判で、黒人男性が有罪になってしまう、冤罪事件が中心なのですが、被告の黒人を担当し、無罪を訴える、白人弁護士の、小学校1年生になる娘が、語り手となり、幼い純粋な目を通して映し出される、普通の生活を営む、ごく一般の人々によって作り出される、不合理な、黒人差別や、人種による不平等、社会階級に根ざした偏見などが、提示されています。

クリスマスプレゼントに、空気銃を贈られた娘に向かい、“私達に何も害を与えることなく、ただ、美しいさえずりをとどけてくれる、Mockingbird を殺すことは、罪なことだ。“と、白人弁護士が語る部分から、こちらの本の題名の由来がうかがえます。

私は、こちらのTo Kill A Mockingbirdを読んだ時に、以前、人類学の教授とおしゃべりをしていた時、culture というのは、その国特有の音楽とかダンスをいうのではなくて、一定の状況において、その国の人が示すsocial norm、一定の社会の慣習、きまりなんだ、というようなお話しをお聞きしたことがあるのですが、そのことを、思い出しました。
私の白人女性のお友達が、黒人のご主人と、親しくしているお友達の家に、届け物を届けたところ、“黒人を家に入れたら、近所の人に、何て言われるかな”と、言われてしまったという話を聞いて、私などは、なんで???、と、本当にびっくりしてしまうくらいなのですが、差別とか、不合理なことなどは、本当に、意味もなく、social normに、従っているということなのかな、と、思ってしまいます。To Kill A Mockingbirdの白人弁護士の、小学校1年生になる女の子が、みんな誰でも、just folks(folks=people)だと思っている、と、いう部分があるのですが、私も、いつまでも、濁りのない目で、一人一人に、接していきたいものです。

以下のランキングに参加しています。よろしかったら、クリックをお願いいたします。
にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村

2011年9月7日水曜日

洋書サリンジャー:The Catcher In The Rye


洋書おすすめ:The Catcher In The Rye
著者名:J.D. Salinger
出版社:Penguin; Open Market版, 英語
ジャンル:Literature & Fiction

2010年に死去したということで、昨年は、サリンジャー死去の追悼特集がたくさん組まれ、たくさんのアメリカ人の方が、J.D. SalingerのThe Catcher In The Ryeを読み直しているようです。私のアメリカ人の主人も、高校の時、学校の授業で、The Catcher In The Ryeを読んだということですが、多くのアメリカ人が、10代の頃に読んだという、一冊です。
私は、英米文学を専攻していた時、アメリカ文学の歴史の授業で、サリンジャーの名前が大きく紹介され、“ライ麦畑でつかまえて”という題から、どういう本なのかな?と、いつも思っていたのですが、最近、初めて、原書を、読んでみました。
物語は、アメリカのプレップスクールと呼ばれる、トップクラスの大学に進学するための、裕福な子弟が集まる、私立有名進学高校から、学業に全く意欲を示さないということで、退学を命じられた、16歳の主人公の男子が、退学する直前の学校や寮においての学友とのやりとり、寮を離れ、自宅に向かう直前に、一人でホテルに宿泊した数日間の出来事、両親の留守中に、自宅に忍び込み、妹と交わした会話のやりとり、その後、自宅に戻らず、どこか遠くへ行こうとしていたプランを変更し、自宅へ戻ったいきさつなどを、独白する形で進められます。
主人公の男子が、私立有名進学高校在学中、周りにいる俗物や偽り者に我慢ができなかったという話や、人生に成功するためのゲームに参加するためには、ルールに従わなければいけないないという、教師のアドバイスに耳をかすことなく、すべて、自分なりの判断を優先してきたということで、10代の若者の反逆心、葛藤、などが、物語の中心として語られていますが、現在の私にとって、The Catcher In The Ryeがおもしろかった点は、文章が、高校生ぐらいの男子だったら、本当に、こんな風に話すだろうな、という、日常の話言葉でとっても生き生きと運ばれていき、退学などの問題となりそうな話をするにあたっても、暗く、深刻に聞こえるのではなく、むしろ、funnyに聞こえ、本当に、主人公の男子の話をきいているような気分になった点です。このThe Catcher In The Ryeには、そういった、英語そのもののおもしろさがいっぱいなので、原書で読むとおもしろい本として、お勧めです。
The Catcher In The Ryeの意味については、主人公の男子が、The Catcher In The Ryeになりたいという話をする部分があり、そういう意味だったのか、と、わかる部分があります。読む方によって、解釈が違っているようなのですが、私も、もう一度、読み直して、自分なりに、考えてみたいな、と、思っています。

以下のランキングに参加しています。よろしかったら、クリックをお願いいたします。
にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村