2011年9月27日火曜日
洋書ビンテージのハンカチ: Handkerchief A Collector’s Guide
おすすめ洋書: Handkerchief A Collector’s Guide Volume 2: Identification & Value
著者名: Helene Guarnaccia and Barbara Guggenheim
出版社:Collector Books, 英語
ジャンル:Antiques & Collectibles, Textiles, Handkerchiefs
1940年代から、1960年代初頭にかけてのビンテージのハンカチを、写真を中心に紹介する本です。
Identification & Valueということで、ハンカチのデザイン名や出版当時の取引価格なども、参考のため、表示されています。
1920年代にクリネックスが開発販売されるまでは、男性、女性、子供のほとんどが、ハンカチを持ち歩いたということですが、クリネックスが、“ばい菌をポケットに持ち込むな”というスローガンと共に発売されたということで、1930年代の半ばまでには、用いられなくなってしまい、第二次世界大戦によって、女性が男性の職場に入り、自分の収入で洋服などを購入するようになったことから、あまりお金をかけずに、洋服にあったアクセサリーとして用いることができるハンカチがもてはやされ、祝日のためのハンカチ、贈り物としてのハンカチなど、ファション性が高い用いられ方をしましたが、1960年代の後半には、ファション性が失われ、実用的なものに変わったということです。
Volume2には、Volume1と重複することがない、600点以上のビンテージのハンカチが紹介されています。
デザインの色合いも図案も明るく、かわいくて、たのしいハンカチがいっぱいで、ビンテージのハンカチが大好きという方だけではなく、ビンテージのファブリックの図案に興味があるような方、ビンテージ風のカードをデザインしてみようかなというような方、ただただ、ビンテージの物が大好きというような方にも、お勧めの一冊です。
Volume1の定価は、アメリカ国内で、$24.95(24ドル95セント)だったのですが、Volume2とは違う、ビンテージのハンカチが紹介されているので、お手頃なお値段で購入できるといいですね。
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