2014年12月23日火曜日
児童書でシェイクスピア入門
英文学というと、シェイクスピアは、外せないという感じですが、シェイクスピア当時の英語で、お芝居の内容を楽しむのでは、再び、なかなか、どっこい、はなから、落伍ということになってしまうので、シェイクスピアについても、高学年向きの児童書から、入っていくことにしました。児童書向けだと、本当に、なじみやすいですね。
まず、The Random House Book of Shakespeare Storeisですが、日本でいったら、昔あった(今でもありますでしょうか?)少年少女世界文学全集に入っていたら、こんな感じだったのかな?と思うような読み物形式で、挿絵入りになっています。含まれている物語は以下の通りです。
(1) A Midsummer Night’s Dream, (2) Kind Henry The Fifth, (3) Romeo And Juliet, (4) Macbeth, (5) Antony And Cleopatra, (6) Twelfth Night, (7) Hamlet, (8) The Tempest.
それぞれの物語の最初にお芝居の紹介として、登場人物と場所と時代が明記されたページが1枚あり、それぞれ、全12,3ページぐらいなので、楽に読みきれるようになっています。
シェイクスピア唯一のオリジナル創作の物語というThe Tempestについては、絵本形式になっている、William Shakespeare’s The Tempestが、よかったです。絵本といっても、小さな子供が読むものとは違い、英単語も文章も、大人でも楽しめる絵本という感じですが、見開き2ページのうちの1ページが、原画を観て見たいなと思うほどの挿絵で、とても惹かれる一冊でした。
Bravo Mr. William Shakespeare!には、以下の7話が収められています。
(1) As You Like It, (2) Antony and Cleopatra, (3) Richard III, (4) Twelfth Night, (5) Kind Lear, (6) The Merchant of Venice、(7) Much Ado About Nothing
マンガ形式になっていて、マンガで読むシェイクスピアという感じでしょうか。コマの登場人物のせりふは、シェイクスピアのオリジナルのせりふが書かれていて、シェイクスピア当時の舞台の雰囲気も、ちょっと味わえるようになっていて、それぞれのコマに添えられている、現代語訳の短い文章によって、物語全体を読み進んでいけるようになっています。
何冊か、現代語訳の書き直しを読むと、物語の始まりから、違っていたりで、書き直しの作品も、それぞれ、ちょっとずつ違っているんだなということも、意外な発見となりました。
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