2014年12月24日水曜日
シェイクスピアの経歴と時代背景
上記の高学年向けの児童書は、シェイクスピアの時代背景と経歴と活躍を知るための参考書となりました。どちらも、シェイクスピアの生い立ちから、年代ごとに、紹介されているので、シェイクスピアの歩みが、分かりやすくなっています。
Shakespeare His Work and His Worldは、読み物の形式で、挿絵をふんだんに盛り込みながら、文章により、Shakespeareの時代背景、歴史上記録に残っているShakespeareの経歴、当時の学校の様子、Shakespeareが創設に参加した劇団と劇場、幾つかのShakespeareの作品についての解説、Shakespeareの遺言、hint, lonely, excellent, gloomyなどShakespeareの作品で使い出され、現在でも用いられている言葉、To be, or not to be; that is the question(Hamletより)など、Shakespeareの作品の名せりふなどが、紹介されています。私は、こちらの本に目を通して、言語に関するシェイクスピアの遺産というものに、興味が沸いて、そういえば、シェイクスピアお芝居で有名な言い回しがあったなとか思ったのですが、現代でも使われているシェイクスピアの作品の中から誕生した言葉を、もう少し、調べてみたいなと思いました。そういう意味では、児童書では、物足りないので、大人向けの専門書を探す予定です。
Dorling Kindersley Eyewitness Booksのシリーズは、どの本をとっても、高品質という感じですが、Shakespeareに関する本もよかったです。私が目を通したのは、2002年版なのですが、最新版が、もうすぐ発売されるようですね。こちらの本は、写真による実例のそれぞれに説明文がつけられているのですが、写真が大きく、詳細までみやすく、例が多彩です。同じく、シェイクスピアの生い立ちから年代順に構成されていて、Shakespeareの生地、当時の学校での勉強用具、宗教、田舎の暮らし(家畜、農作、植物)、レジャー、当時のロンドンの様子、エリザベス女王、劇の創作、戦争、疫病、劇の保護者と反対者、当時の劇場の様子、Shakespeareが参加した劇団と劇場、舞台の装置、音楽楽器、当時の服装と舞台衣装、女装の男優、観客、Shakespeareの作品、当時の科学と迷信、Shakespeareの最後、本の出版などの章となっています。こちらの本で目を引いたのは、お芝居に用いられた凝った仕掛けなどの劇場関係の他、エリザベス女王が、旅行の時に持ち歩いたという小さな3段の仕切りのあるTravel Booksなのですが、当時、すでに、本があったというのに、びっくりしませんか?
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