2013年3月20日水曜日

洋書:The Paris Wife

皆さんは、何か、ヘミングウェイの作品を読んだことがありますか? アーネスト、ヘミングウェイ(Ernest Hemmingway)というと、アメリカ文学では、必修のような感じですよね。私は、日本の大学で、英米文学を専攻していた頃、ヘミングウェイを読まなくちゃと思いながら、何んだったんだろう、ちらと目を通した時に、暗いな、好みじゃないなと思って、パスしてしまったのですけど、 こちらの、The Paris Wifeを読んで、ヘミングウェイ、是非読んでみたいなと思いました。 こちらのThe Paris Wifeは、1921年から1926年にかけての、ヘミングウェイと、最初の奥さん、Hadley Richardsonの出会い、結婚、パリでの生活、ヘミングウェイの愛人問題、そして、離婚という、史実に基づく物語なのですが、奥さんが主人公となって語られていて、夫、父親としてのヘミングウェイ、ヘミングウェイが作家となる過程、ヘミングウェイが交わったその他の文豪や芸術家達など、ヘミングウェイの毎日の暮らしの様子が、生き生きと描かれています。ヘミングウェイのめざしていた文章のスタイル、時代的背景などが、こちらの本から学ぶことができて、ヘミングウェイについても、ちょっと理解できたような。難しく、かたくるしいヘミングウェイの研究書より、ずっと、読みやすく、親しみやすいです。 ヘミングウェイの浮気によって、離婚となってしまった、最初の奥さんでしたが、ヘミングウェイが一番愛した女性。ヘミングウェイの自殺前の奥さんへの電話が、とてもかなしい最終章です。 以下のランキングに参加しています。よろしかったら、クリックをお願いいたします。
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