2015年1月25日日曜日
世界のびっくり料理を集めた児童書
It’s Disgusting and We Ate It!: True food facts from around the world and throughout history
James Solheim & Illustrated by Eric Brace
Simon and Schuster Books for Young Readers. ISBN: 0-689-80675-2
えっ、世界には、そんなもの食べてる人達がいるの!?という、Disgusting! という驚きの声が、1ページをめくるごとに聞こえてきそうな、世界の変わった食べ物を集めた、高学年向きの児童書です。自国の普通の食べ物でも、外国人にとっては、ぎょとする食べ物だったりすることがありますよね。たぶん、あるのではないかな?と思ってひらいてみたら、やっぱり、SUSHI(JAPAN)のページもありました。生の魚って、馴染みがない人だと、口に入れるのもいや!みたいな反応も多いですね。特に、あのいぼいぼのついているたこを食べてしまうのには、びっくりされることが多いです。こちらの本は、社会科の教科書のように、真剣に解説するというのとは違って、写真はなしで、楽しいイラスト&短い解説で、ビックリを楽しむ一冊になっています。それでいて、冗談ではなく、歴史とか地理のことも、ちょっと学べますでしょうか。日本の寿司についても、寿司のイラストも、一品ずつの種類の紹介もなく、小さな陸地で海に囲まれた国では、生の魚の他、海草やいかなどの海の幸が、寿司に用いられるという寿司の説明と、海中で、たことダイバー二人が、冗談っぽい俳句を読んでいるイラストと、欄外に、短い俳句についての解説があります。昆虫であったり、中国のつばめの巣のスープのように、その国独特の食べ物もあれば、チーズやきのこ類のように、広く食されている食べ物、アメリカ国内の食べ物としては、現在では、食されることがない、1776年当時人気のあった、マリーゴールドの花びら入りのスープや、たんぽぽのサラダなどの食べ物が紹介されています。こういった、びっくりの食べ物で、広い世界があることを知るのも、視野が広がる教材と言えますでしょうか。
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