2012年10月23日火曜日

洋書YA 小説:Thirteen Reasons Why No.2

8月22日にご紹介した、洋書YA 小説:Thirteen Reasons Whyの続きです。 こちらの物語は、自殺した女子高校生が語る話と、彼女からのテープを受け取った男子高校生が、第三者として、彼女の話す逸話を、ああ、そうだ、自分は、あの時、彼女のことを、人づてに聞いたり、現場を目撃して、こんな風に捉えていたんだ、という、回顧の話からなっているのですが、彼女に関する噂話の発端は、新しい町へ引っ越してきて、新しい学校へ通うことになった主人公の女子高校生が、知り合った同じ高校の男子生徒と、初めてのデートで、キスをしたことを、男子生徒が、キス以上のこととして、皆に吹聴して回ったことから始まります。そして、彼女に関する、事実無根の評判が、雪だるま式にどんどんと大きくなって、それを皆が信じて、彼女に接するようになっていったということなのですけど、第三者として、そんな噂を聞いていた男の子は、彼女は、学校に来たばかりだったので、噂話が、自分が、彼女と実際接する機会を通して得ていた印象を打ち消して、彼女は、自分よりずっと進んだ女の子で、自分の知らない部分がたくさんあるんだろうな、と、思ってしまったと回顧しています。そして、主人公の女の子は、After all, how often do we get a second chance? 一度出来上がってしまった自分に関する評判を変えることのむずかしさ、And, everyone knows you can’t disapprove a rumor.と、噂を否定することの難しさをあげているのですけど、本当のことは、皆信じたがらず、無責任な嘘の吹聴が、彼女に関する評判を作り上げて、好ましくないincidenceを引き起こしていきます。 以下のランキングに参加しています。よろしかったら、クリックをお願いいたします。
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