2015年3月19日木曜日

児童書でシャーロックホームズの冒険


Classic Starts The Adventures of Sherlock Holmes Retold from the Sir Arthur Conan Doyle original by Chris Sasaki
Illustrated by Lucy Corvino
Sterling Children’s Books ISBN: 1-4027-1217-0

小学校時代、一番夢中になって読んだ本といえば、江戸川乱歩の少年探偵シリーズで、児童書といえば、まず、探偵物と思ってしまうくらいなのですが、シャーロックホームズは、今まで、読んだことがなく、ずっと気になっている本でした。Sterling Children’s BooksのClassic StartsのシリーズのThe Adventures of Sherlock Holmesは、高学年児童向けに、書き直されていて、とても、読みやすかったです。アメリカに来てから、一時、夢中になったNancy Drewの探偵物シリーズを読んで以来、ものすごく、久しぶりに、児童向けの探偵物を、楽しむことができました。The Adventures of Sherlock Holmesに収録されている短編は、(1) A Scandal in Bohemia, (2) The Redheaded League, (3) The Adventure of the Blue Carbuncle, (4) The Adventure of the Speckled Band, (5) The Greek Interpreter, (6) The Adventure of the Six Napoleonsです。”You see, but, you do not observe.”と、相棒である開業医のワトソン氏が、見落としてしまう、事件の鍵に着眼し、飛びぬけた観察眼によって、事件を解決に導くシャーロックホームズですが、高貴な身分の依頼人にまつわる事件であったり、盗まれ隠された秘宝を探し出す事件であったりと、昔風な探偵物語なのも、楽しく、短編だったので、テレビで、探偵物を観ているような早さで、事件の鍵と解決を追うことができました。

本とは別に、BBC製作のシャーロックホームズのDVDを観賞したのですが、こちらのDVDに登場するシャーロックホームズは、薬物依存症で、ものすごく不健康そうな人物な上、事件も、陰惨で、子供が楽しむ探偵物というわけでないような感じでした。もう一本観賞した新しいものは、私には、黒マントに馬車の時代の雰囲気から、離れてしまっているなという感じで、もう少し、本を通して、シャーロックホームズの冒険を追っていきたいなと思いました。 江戸川乱歩の明智小五郎探偵のように、シャーロックホームズも、変装の名人だったりと、まだまだ、ワクワクする物語に出会えるかなと期待しています。


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