2015年3月20日金曜日

冒険物語Journey to the Center of the Earth


Classic Starts Journey to the Center of the Earth Retold from the Jules Verne original by Katheleen Olmstead
Illustrated by Eric Freeberg
Sterling Children’s Books ISBN: 978-1-4027-7313-6

Sterling Children’s BooksのClassic Startsで、Journey to the Center of the Earth(日本語題名:地底旅行)読了。以前、ご紹介した、Around the World in Eighty Daysと同じ著者Jules Verneの原書を、現代の高学年の児童に分かりやすく書き直した版です。Journey to the Center of the Earthは、1864年に出版された、science fictionということですが、Jules Verneが、The Father of Science Fictionと呼ばれていることを、初めて知りました。Journey to the Center of the Earthは、1863年にドイツ人のミネラル専門の科学者が、購入した古い書籍の中にはさまれていた、暗号で記された、地球の中核への行きかたのメモを元に、甥の男性と、デンマーク人の案内人を伴い、Icelandの火山から、地球の中核へと向かう冒険物語です。持ち合わせの食料と水がもつ、日数の制限を受けながらの探検中、地下のトンネルで迷ってしまったり、けがをしたりの危険を乗り越え、地下に広がる広大な水辺に到着後、安全を取り引き返すという欲望に反し、いかだでの探求を続け、絶滅したはずの、太古の巨大な生き物に遭遇したり、原始人を見かけたり、自然の脅威にさらされるなどのびっくりありで、現在地点がどこであるのか、どこに向かっているのかも分からずに、ひたすら、先へと進み、予期せず、イタリアの火山付近から、火山の噴火により、地下から地上へと押し戻され、生還を果たします。現代では、科学の研究が進んでいるので、どうなのかな?こちらの本で描かれている地下の様子などは、時代遅れになってしまっているのかな?ということも思いましたが、冒険の物語そのものに、時代遅れは、感じられませんでした。勇気と絶対的な意思によって敢行された大冒険の興奮は、現在でも、生き生きとしています。

それから、Journey to the Center of the Earthを読んで、本の中にでてくるIcelandの町が実在していることも知りました。偶然ですが、うちのお隣の方が、今年の夏、Icelandへ旅行に出かけるということなので、どんな町や自然が広がっているのか、体験談を聞けそうなのも、楽しみです。


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