2013年5月29日水曜日

洋書:Tuesdays with Morrie


またまた、F. Scott Fitzgerald著The Great Gatsbyに関連してですが、前日ご紹介した洋画The Great Gatsbyでは、最後の方の物語が、原書とは違っていて、原書を読んだ時に、気になった部分が、省略されてしまっていて、ちょっと残念に思う部分がありました。30代にして、巨額の富を築いたGatsbyについては、どういう人物か、どのように富を得たかということが、なぞ、として、あれこれ、人々の噂に上っていたのですが、1920年代という、禁酒法の時代に、bootleggerといわれる、違法に酒類を密造、販売するマフィアに関係して、富を得ていたという含みがあって、あぶない仕事の仲間のようなMeyer Wolfshemという人物が出てきます。犯罪者の親分のような人なのですけど、Gatsbyのために、寂しいお葬式になってはということで、奔走して、Meyer Wolfshemに会いに行った主人公のNickに言った言葉、“よい友達であるということは、友達が死んでから示すのではなくて、生きている時に示すものなんだ”というのが、映画では、省略されていたのですが、私にとっては、すごく、心に残る言葉で、何度も何度も読んでいる、Mitch Albom著Tuesdays with Morrieを読んだ時にも、人生のレッスンとして、心に留めたことに重なりました。 Mitch Albom著Tuesdays with Morrieは、ずいぶん前になりますが、New York Times Bestsellerとして、ずいぶん、話題になったので、読んだ方も、いらっしゃいますか?死を目前に控えた、元大学の恩師の元に、毎週火曜日に訪れて、最後の人生のレッスンを乞うという、実話ですが、世界、死、後悔、友情などについて、Morrie先生の言葉が集められていて、英知と温かさに惹かれ、私も、一度といわず、手元において、何度も目を通しています。その中の一つ。Morrie先生は、お葬式の時に集まる人々が、死亡した人について、すごく良いことを話したりというのを、”What a waste. All those people saying all those wonderful things, and I’ve never got to hear any of it.” ということで、家族と友達を集めて、living funeral 生前に自分の葬儀を開いて、一人一人からの言葉を聞いたという話があるのですが、
お葬式の連絡が入ってから、駆けつけても、もう話もできないんだ、
そんなことなら、
生きているうちに、できるだけ会って、話もいっぱいしておきたい、なかなか、会う機会が作れないなんて、言うのはやめにしなくちゃ。
Morrie先生の言葉から学び、思いがけず、The Great Gastbyの悪だまの親分の言葉で、再び、Morrie先生の大切なレッスンを思い出しました。

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