2015年1月17日土曜日

児童向きシェイクスピアのハムレット


William Shakespeare’s Hamlet Retold by Bruce Coville & Pictures by Leonid Gore
Dial Books:ISBN: 0-8037-2708-9
シェイクスピアの悲劇。高学年向けの児童書で、物語として読みました。 シェイクスピアの原作にできるだけ忠実に書き直し、読みやすい現代語訳でありながら、舞台の雰囲気が感じられる、Bruce Covilleの書き直しが気に入っています。

“To be, or not to be, that is the question.”のせりふで有名なHamlet ハムレット。死亡した父の霊に、殺人によって殺されたという真相を語られた王子Hamletが明かしていく、王位をめぐる策略、殺人、そして、復讐と、その結果として、愛するものを失い、自らの命をも落としてしまうという物語。野望を実現した者、復讐を果たした者など、権力の渦に巻き込まれた者達が、決して、心の安らぎをえることはできず、自らの破壊の道へと進んでしまうという、せつない物語でした。


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