2011年9月10日土曜日

洋書建築月刊雑誌:Architectural Digest August 2011 Issue


洋書建築月刊雑誌:Architectural Digest August 2011 Issue
英語

著名な建築家の方が、設計に携わったような、high end高級感のあふれる、custom made特別に注文建築された邸宅などが紹介される、洋書建築月刊雑誌Architectural Digest ですが、建築された建物だけではなく、トップクラスの、インテリアや、商品をみることもできます。
時には、博物館かと思うような、アンティックに埋まった豪華を極めた歴史的な邸宅が紹介されるような時もあれば、現代的なデザインの邸宅も紹介されます。

今日ご紹介するArchitectural Digest August 2011 Issue(8月号、先月号)は、新しく、シンプルで、清潔感あふれる邸宅やインテリアが、中心となっていましたが、
“In Perfect Balance”という14ページにわたる記事の中で、ベルギーの17世紀に建築された邸宅の一部に、日本の民家が移築された記事が載っていて、目をひきました。
もともと、邸宅の持ち主から相談を受けていた、インテリアデザイナーである、Alex Vervoordt氏 が、ブリュッセル在住の日本人建築家、Miki Tatsuro 氏に相談し、邸宅の持ち主を含めた三人で、日本に出向き,築200年の民家を購入し、日本から出向してきた職人さん数名によって、釘を使わない、昔ながらの技術によって、移築が完成されたということです。
写真1ページ半によって紹介されている民家の部分は、土間のように見えるのですが、retreat 普段の生活を離れてゆっくりとする時に、用いられるということで、土間のような部屋では、簡単な食事が取れ、その他、マッサージの部屋、ヒノキ風呂のある風呂場、寝室があり、暖かい日などは、庭から聞こえてくる小鳥の声とともに、涼しくて、心穏やかな憩いの場所になっているとのことです。
邸宅の持ち主の方は、“日本は、訪れたことがある場所で、一番美しい場所だった、”と、訪日中の感想を述べ、“贅沢ということはなかったけれど、自然で、居心地がよかった”とのことです。
また、インテリアデザイナーである、Alex Vervoordt 氏は、民家に触発され、日本のわびについて、本を書きたいとのことで、わびについては、時間を越えた、謙虚で不完全なものに見出すことができる美しさ、と、解釈しているようなのですが、現在、俳優Robert De Niro氏の邸宅を、このわびというラインで、デザイン中とのことです。

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