2014年3月7日金曜日

洋書空間特別企画アンネとお茶を-No.1

いつも、レビューを楽しみにしている、洋書空間のMichiさんが、特別企画“アンネとお茶をーアンネフランク、ブッククラブ”を、企画されているので、参加させていただくことにしました。
日本の図書館で、アンネフランクの本が傷つけられるという事件を受けてということですが、日本で、どうして???
私にとって、アンネフランクに関する本は、特別な存在です。
小学校の高学年の時に、同級生のまじめで、頭がよくて、すでに、“女史”という風格の女の子から、図書の時間に本を選んでいた時、“この本、読んでみたら”と、勧められたのが、“悲劇の少女アンネ”でした。今思えば、私が、初めて読んだ、non-fictionの本だったのですが、世界史もまだ、勉強していない当時、背景もなぜ?ということもよくわからず、後記のようなところで、第二次世界大戦中、ドイツと同盟を結んでいた日本は、アンネフランク、ユダヤ人に苦しみを与えた側という話があって、それについても、どういうことなのか分からず、それから、歴史や世界の国々に、興味が広がっていったように思います。
そして、“アンネの日記”も、読んでみたいと思って、祖父と書店に出かけた時、“アンネの日記”をお願いしたのですが、“いくつ?”って聞かれて、“まだ、読めないと思うよ”って、売っていただけなくて、びっくりしてしまったんです。下の写真が、最初の書店で断られた後、他の書店に出かけて購入した“アンネの日記”ですが、今、パラパラとめくってみたら、1ページに、小さな活字で、普通の文庫の2倍ぐらいの文章が印刷されていて、漢字も、どのくらい読めたのか、自分でも、?っていう感じで、“まだ、読めないと思うよ”と言われても仕方がなかったような。でも、読んでみたいという気持ちって、強いですね。2件目の書店では、はいって、何も言わずに、手渡していただけて、読んでもいいんだ、と、家に帰ってから、ドキドキしながら、読んだ覚えがあります。私が、初めて、自分から、読んでみたいと思った本が、“アンネの日記”で、読書についていえば、子供の本から、飛躍するきっかけになったのが、“アンネの日記”でした。


去年、日本に帰国した際には、書店で、アンネフランクの“アンネの日記”が、評判の本とともに、展示されていて、日本では、何年経っても、引き続き読まれ続けているんだなと思ったり、
映画”少年H“を観て、ナチの手を逃れ、神戸に到着したユダヤ人に、温かい手を差し伸べた日本人がいたことを初めて知ったり、山田純大著”命のビザを繋いだ男:小辻節三とユダヤ難民“の書評を読んで、すごく興味をもち、関連資料に目を通したりして、
第二次世界大戦中に、ドイツとの同盟関係にありながら、ナチのユダヤ人迫害には、距離をおいた日本人政治家の英知と、善というものを知りました。
東北の大震災の時には、イスラエルが、われ先にと、日本へ援護の医療団を派遣したりと、日本の先代が残してくれた、善の行為の恩恵は、何年経た後でも、大事にしていきたいですね。

ブログの機能がいまいちのみこめなくて、洋書空間Michiさんへのリンクができない。。。。とか、もたもたしています。
洋書空間Michiさんのブログの方で、特別企画“アンネとお茶をーアンネフランク、ブッククラブ”の詳細をご覧下さい。
私にとっては、初めての日本人の方とのブッククラブとなります。とっても楽しみです。



以下のランキングに参加しています。よろしかったら、クリックをお願いいたします。
にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ