2012年1月26日木曜日

洋書:作家インタビューDiana Gabaldon



洋書雑誌:Writer’s Digest January, 2012 Issue
Re: WD Interview with Diana Gabaldon: Outside-The-Box Novel-Writing Tactics from the Outlander Author

Writer’s Digestは、1月15日にご紹介した、The Writerと同じような作家希望の方向けの月刊雑誌で、作家へのインタビューが、掲載されます。今年の1月号の作家インタビューは、Outlanderの著者Diana Gabaldonでした。皆さんは、Outlanderを、読んだことがありますか?アメリカのアマゾンのレビューを見たら、とびきり、ものすごい人気の本のようで、私は、アメリカにいながら、今まで、読まずにいたのですが、今年は、このOutlanderを読んでみたいなと思いました。日本でも、人気の作家なのでしょうか? ただ、皆が読んでいるからというのではなく、こちらの雑誌のインタビューを読んで、興味を持ちました。
まず、作家Diana Gabaldonの経歴ですが、Zoologyで四年制の大学の学位, Marine Biologyで修士, Quantitative Behavioral Ecologyで博士号を取り、大学教授を務めたり、フリーランサーとして、Disney のコミックを手がけたりした後、自分の専門に関する本を執筆し、小説を書くようになったということです。ここで、おもしろいなと思ったのは、出版の目的で小説を書いていたわけではないので、完璧に自由な気持ちで、誰が読んでどんな反応を示すかというようなことを心配することもなく、自由に書くことができたということです。そして、作家希望の方へのアドバイスとしても、読者を念頭において小説を書く必要はないと言っています。それは、読者がどう思うかということは関係がないということではなくて、実際、Diana Gabaldonも、読者と話をして、どう思ったかということを聞くことは好きだけれども、自分が小説を書くということに影響があるというわけではないと言っています。
そんなDiana Gabaldonのデビュー小説は、ファンタシー?ロマンス?サイエンスフィクション?それとも、歴史小説?と、genre,色々なジャンルにまたがりすぎているということで、出版社も、出版をキャンセルしようとしたエピソードがあるそうです。そして、ロマンス小説として出版された後、ベストセラーとなり、人気シリーズとなったということですが、Diana Gabaldonは、ジャンルにこだわるのは、好きではないということで、色々なジャンルにまたがっているから、この本はおもしろいんだ、と、言っています。Outlanderの物語は、18世紀のスコットランドに、タイムトラベルする、firebrand nurseの冒険もりだくさんのシリーズということですが、のびのびと自由に書かれた小説、どんな展開となっているのか、とても興味があります。

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