2012年1月15日日曜日

洋書:The Girl Who Would Speak for the Dead



洋書雑誌:The Writer October 2011 Issue
Re:Debut Novelists: Paul Elwork

The Writerは、作家希望、詩人、フリーランサーなど、文章を書くことに興味がある方のために、小説の書き方の指導、出版関係の情報などを掲載する、月刊雑誌ですが、私は、こちらの雑誌に掲載される作家へのインタビューを読むのが好きで、今まで知らなかった作家などの本を読むきっかけになっています。色々なジャンルの作家のインタビューが掲載されますが、すでに何冊か本を出版し、成功をおさめている作家には、現在進行中の執筆について、すでに出版された本について、作家希望の方へのアドバイスなどのインタビューが3ページぐらいにわたって行われ、それとは別に、Debut Novelistsという項では、初めて本を出版した作家の方数名に、初めて出版した本を中心に、インタビューが行われます。Debut Novelistsを読むといつも思うのですが、色々な方が、色々な本のアイデアを思いつくものですね。人が興味をもつことって、本当に色々あって、自分の知らない世界が広がっていくような感じがします。そして、年齢やバックグランドも、さまざまで、人生色々、若くして、出版を果たした作家もいれば、専門職を退職してから、本を書き出したという作家もいたりで、作家になるのも、そして、なってからも、長い長い旅路のようです。
そんなDebut Novelistsのインタビューを読んでいる時に、おもしろそうだなと思った本が、Paul ElworkのThe Girl Who Would Speak for the Deadです。こちらの本は、19th Century Spiritualist Movementに関係のある、Fox sistersの実話の一部を元に書かれた小説で、死んでしまった人のspiritsと交流できるという13歳の少女が主人公です。主人公に、霊との交流をはかれるように仲介を頼む、愛す人を失ってしまった大人達の、悲しみと、家族の秘密、そして、大人達を慰めようとするところから、嘘をつくことに発展していく主人公が、描かれているということです。アメリカのアマゾンのレビューは、終わり方や文章の発展の仕方が不十分だったなど、いまいちだったというものも、目につきますが、こういったあなたの知らない世界のようなものを現実の生活と交差させるとどうなるのかな?と、興味をもったので、今年の読書のリストに加えました。嘘をつくことは、いけないことなのか?ということとあわせて、ちょっと変わった舞台設定の小説も、おもしろそうではありませんか?

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