2012年1月23日月曜日

洋書:Occupied Japan Collectibles





Made in Occupied Japan という言葉を聞いたことがありますか?
アメリカに輸出された日本製の商品には、Made in Japan とか、Japanという、Backstampが押されているのがほとんどなのですが、第二次世界大戦終戦直後から、1952年4月28日まで、日本が、アメリカ統治下にあった時にアメリカ輸出向けに作られた日本製の商品には、Made in Occupied Japan というようなBackstamp が押されていて、コレクターの間では、Occupied Japan Collectiblesという分類で、呼ばれています。私も、初めて、Made in Occupied JapanというBackstampをみた時には、えっ?というような感じでしたけど、日本人の方の間では、知られているでしょうか?期間が短かったので、めったに、みかけません。
こちらのOccupied Japan Collectiblesには、そんな、Made in Occupied Japanのビンテージの商品が集められています。ヨーロッパの国から、輸入するより、日本製の方が、安いということだったのかなと思うのですが、西洋風のデザインの陶器のものが、商品の中心だったようです。動物や西洋風の女性や男性の置物、ランプ、食器、花瓶、植木鉢、灰皿などの喫煙用品、ミニチュアの飾り、おままごと用の食器。陶器以外では、金属製の灰皿や食器、扇子、傘などの紙製品、漆や竹の製品などが、紹介されています。私が、一番嬉しかったのは、Toysの章で、ミニカー、ゼンマイ仕掛けのおもちゃ、人形などが、紹介されています。こんなおもちゃは、日本でも、集めていらっしゃる方が、いらっしゃいませんか? 
こちらの本に目を通していて、わっ、私も持っている!と思ったのが、こちらのブログに添付した、セルロイドのお人形です。私のものは、20cmぐらいで、体と頭は一つになっていて、腕だけ細い針金で、つながれています。それから、もう一つの添付写真は、カップはないのですけど、日本か中国のものかな?と思って、以前購入した、カップの受け皿で、こちらの本に載っていたので、日本製ということが分かりました。コーヒーカップより小さい、デミカップのサイズです。
こちらの本の後ろには、Price Guideとして、値段の目安がでているのですけど、ノリタケというような製造元の名前はないので、どれも、安い商品として、アメリカに、入ってきていた商品かなと思います。おもちゃ以外で、懐かしかったのは、金魚鉢に入れていた、竜宮城のような飾りと、水中花です。日本には、今でもありますか?

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