2012年1月4日水曜日

洋画:ドリームガールズ


洋画:ドリームガールズ

日本に帰国している際に、たまたま、映画ドリームガールズのポスターを目にして、アメリカで見ていたポスターとは違っていて、日本で上映されるにあたって、ポスターのデザインも変えられるということを初めて知りました。アメリカでのポスターは、赤く輝くスポットライトに向かってドリームガールズがポーズをとっているもので、私は、このポスターを一目見た時に、シュープリームズのようだと思いましたけど、本当に、よく感じがでていました。そして、こちらの映画は、1981年にヒットした、ブロードウェイミュージカルを元に映画化されたもので、物語は、1960年代から1970年代にかけての、ダイアナロスとシュープリームズをもじったような物語だということも知りました。日本での、評判は、どうだったのでしょうか?私は、ブロードウェイミュージカルのドリームガールズを観たことがないので、何とも言えないのですが、アメリカのアマゾンでレビューをみたところ、コーラスラインのように、映画化されたドリームガールズに、ものすごくがっかりしたというレビューは、みあたりませんでした。私は、映画館で何度か観て、DVDでも、何度も観ているのですけど、とにかく、Jennifer Hudson演じるEffieの歌に、いつも圧倒されます。ダイアナロスをもじった、Deenaを演じるBeyonce Knowlesが、主役だったようなのですが、初めから終わりに至るまで、Jennifer Hudsonの歌とEffieに関する物語で、映画が展開されていくような感じがします。こういうのを、Jennifer stole the showと、いうのだと思うのですけど。とりわけ、”And I Am Telling You I’m Not Going”は、圧巻です。レコード会社モータウンを設立したBerry Gordyをもじった、Jamie Foxx演じるCurtis , マイケルジャクソンが、子供の頃から、まねをして学んだという、James Brownをもじった、Eddie Murphy演じるJames、そして、ジャクソン5を思わせるショーが、ちらりと出てきたり、ダイアナロスを追いかけていた子供のマイケルジャクソンをもじったchild starが、出てきたりと、全く、事実と同じという物語ではないのですが、ダイアナロスを聞きながら育った私としては、このドリームガールズを通して、1960年代から1970年代にかけてのモータウンって、こんな感じだったのかということを知ることができたことも、嬉しかったです。誰が主役かは、よくわからないほど、それぞれ個性的で、魅力的で、歌もダンスも衣装も文句なしの映画でした。

物語の内容とは関係ありませんが、映画の中で、黒人の方の暴動のようなシーンがでてきます。
こちらは、1955年から1968年にかけての、African-American Civil Rights Movementを思い起こさせるシーンです。Jamie Foxx演じるCurtisが、Martin Luther King Jr.のレコードアルバムを作ったシーンもありますが、Martin Luther King Jr.は、African-American Civil Rights Movementの中心的な指導者で、こういったシーンから、事実、この頃起こっていた、歴史的な背景をうかがい知ることもできます。アメリカでは、1月16日は、Martin Luther King Jr.Dayとなっています。私は、まだ、Martin Luther King Jr.について、詳しいことを知らないままなのですが、彼の有名なスピーチ、”I Have a Dream”は、いつも読んでみたいと思っていて、Martin Luther King Jr.は、今年のmust read books listに載せています。

以下のランキングに参加しています。よろしかったら、クリックをお願いいたします。
にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ