2012年1月8日日曜日

洋書:Wait No More


洋書:Wait No More: One Family’s Amazing Adoption Journey
著者:Kelly & John Rosati

まず、こういった本も、日本で、アマゾンジャパンを通して、購入が可能ということを知って、ちょっとびっくりしました。興味がとても、限られているかな?と思ったためですが、こちらの本は、著者である夫婦が、キリスト教の信仰を基に、育てる親がいない子供四人を、養子とした実話です。麻薬中毒、未婚で妊娠した若い女性、幼児虐待などの、親がなく、公共機関に保護され、養子縁組を待っている子供達の実情、著者が経験した養子縁組の手続き、養子に取った子供達との生活などが、語られています。
著者自身が、Focus on the Familyという、キリスト教のグループで活動していて、こちらの本の中でも、Christian Communityが強調され、養子縁組についても、キリスト教の信仰によるところが大きいのですが、表題にあるように、”Wait No More”、公共機関の保護の元、養子縁組を待つ子供達が、もう待つことがないようにと、養子縁組を申し出る家庭を促進する目的もあります。

私には、正直、著者の、この、Christian Communityの強調が、少し強すぎる感じもしたのですが、表紙の写真にもあるように、実際に、一人、二人と養子にして、養子にした子供達には、身体的や精神的な問題があったりと、養育も難しかったりするなか、すべての保護されている子供達が、養子になれるようにと、問題を傍観しているだけではなく、実際に行動に移す、ものすごいパワーを感じました。

ここで、こちらの本とは、別に、私個人のことを。
ここ何年か、日本の乳児院などへ、寄付を送っています。養子にできなくて、申し訳ないような気持ちもしますけど、自分なりにできることをということで。日本では、養子縁組が少なくて、ずっと、施設で育つ子供が多いというお話もお聞きしました。送ったプレゼントを抱きしめて、大きな笑顔で微笑んでいる写真などをいただくと、みんな、健やかに育って欲しいと願うばかりです。壺井栄さんの、“母のない子と子のない母と”という物語を、読んだことがなくて、どんなお話なのかな?とか、思っているのですけど、遠いアメリカのおばちゃんぐらいには、なれるようになりたいものです。
かわいい手形のお礼状をいただきました。

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