2012年2月29日水曜日

洋書:You Are Not Alone Michael



昨日は、三姉妹が主人公となった、Eleanor Brown著の小説、The Weird Sistersのご紹介でしたが、今日は、The Weird Brothersといっては、怒られてしまいそうですが、何かと、話題が多かった、マイケルジャクソンのお兄さんである、Jermaine Jacksonが、マイケルジャクソンとの子供の頃からの思い出を綴った、洋書:You Are Not Alone Michael:Through A Brother’s Eyesのご紹介です。本の区分けとしては、マイケルジャクソンの伝記として取り扱われているので、真実に近いことが、書かれているのでしょうか。つい最近、子供の頃、お父さんの仕事の関係で、マイケルジャクソンと近しくなって、マイケルジャクソンのコンサートにも同行したり、私的な時間もたくさん過ごし、高校卒業後は、マイケルジャクソンの元で働いたという、Frank Cascio著のMy Friend Michael Jackson: An Ordinary Friendship with An Extraordinary Manも読んで、たとえば、マイケルジャクソンとリサマリープレスリーとの結婚については、Frank Cascioは、マイケルは、仕事のための結婚と言っていて、あまり感情がなかったと言っているのに対し、Jermaine Jacksonは、マイケルがみつけたtrue loveと言っていたりと、語る人によって、話が違う部分もあるのですが、私は、すべて、Jermaine Jacksonが言っていることを信じる信じないではなくて、こちらの本を読んでいて、お兄さんとしての、弟、マイケルジャクソンへの愛をいっぱい感じました。マイケルジャクソン死後、マイケルジャクソンに関する本がたくさん出版されましたが、こういった、マイケルジャクソンへの愛情を感じる本は、少なかったように思います。Jermaine Jackson自身、マイケルジャクソンのBlack or Whiteの頃、マイケルジャクソンの肌の色の変化を批判するようなレコードを出したり、ずいぶんと、マイケルジャクソンに対するライバル意識が強かったとか、いろいろな話があって、マイケルジャクソンのファンの方で、Jermaine Jacksonの言うことなど聞く必要なし、とか、言ってる方もいっらしゃるようですけど、私は、それ以上に、やっぱり、兄弟と、いうものを感じました。そんなお兄さんとしてのJermaine Jacksonから見たマイケルジャクソンは、
Fame and fortune hadn’t changed his soul, it had just changed how people treated him. He left behind so many great deeds, far bigger than the superstar he was, and he did what every one of us should do: he lived his truth, undeterred by what anyone said and, forever kind, trusted God.

そして、Jermaine Jacksonが、2011年にアフリカのSenegalの電気も水も通っていないような、村に訪れた経験から。通訳を介して、97歳の村の長に、”アメリカのオバマ大統領は、知っていますか?“と聞いても、なんの反応もなかったのに、”マイケルジャクソンは知っていますか?“と聞いたところ、知っているという返事にびっくり。Jermaine Jacksonが、マイケルジャクソンの兄弟だということを知った村の人たちが、”Michael Jackson! Michael Jackson! Michael Jackson!”と集まってきたということです。
そして、集まってきた子供達に飴を配った時の、子供達のはしゃいだ顔を見て、この辺鄙なアフリカの村での経験が、マイケルジャクソンの人生のすべてを語っているんだ、
Surrounded by his “We Are The World” children, who had nothing but love to give and joy on their faces as they shouted, “Michael Jackson! Michael Jackson! Michael Jackson!” That is the power of what he achieved. That is his legacy. That’s my brother.

世界一の売り上げを誇る、レコードアルバム、Thrillerのマイケルジャクソンではなく、世界の果ての子供達の笑顔にまで触れたことが、マイケルジャクソンの残した偉業と誇りに思ってくれるのは、やっぱり、Jermaine Jacksonは、マイケルジャクソンのお兄さんなんだなと、思いました。

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